国連フォーラム関西スタートアップイベント「うちらが主役のSDGs」

2016年2月25日, 3月8日実施

国連フォーラム関西スタートアップイベント

「うちらが主役のSDGs」

2月25日には同志社大学で、3月8日には関西学院大学梅田キャンパスにおいて、
「国連フォーラム関西スタートアップイベント~ウチらが主役のSDGs~」を開催いたしました。
関西支部の最初のイベントとなる今回の説明会に、関西圏の大学生だけでなく、高校生や社会人の方々にまでお越しいただけたことに、運営一同感謝の気持ちでいっぱいです。以下ではこの場を借りて、これらのイベント報告をさせていただきます。


【開催報告】

《第1部》
  • 久木田先生によるご講演
  • MDGsからSDGsへ~日中韓・国連学会上海セミナーの発表から」と題し、開発目標の歴史的背景・MDGs の成果と課題・SDGs に至るまでの経緯について、ご自身の体験談を豊富に交えてご説明いただきました。

《第2部》
  • 2部:ワークショップ

  • まずは参加者が複数のグループに分かれて、SDGsのゴールについてのファクトシートをもとに、それらの目標が 2030 年までに達成可能であるかどうか話し合いました。
    同志社大学での開催においては、各目標達成の両立の難しさや、それらが密接に関わっている点について、グループを超えて熱い議論が交わされました。関西学院大学でのイベントでは、「そもそも『貧困』や『貧困の撲滅』とはどのような状態なのか?」といった、根本かつ”unmeasurable”な議論が生まれ、参加者それぞれが深い思索をすることができました。それぞれのグループ発表の後、久木田先生からご講評をいただきました。

    その後、講演やワークでの気づきを踏まえて自分には何ができるのかを考えました。全体共有ではみんなが熱い想いを語り、最後に、国連フォーラム関西の設立背景の説明と今後のイベント紹介を行い、イベントの幕を閉じました。

    ★参加者の発表の例
    ・国際開発目標を、一人ひとりの暮らしとどのように、そしてどこまで繋げられるかに挑戦したい。 アフリカで研究し、ポスト SDGs を担う存在になりたい
    ・紛争や平和構築に関わるにあたって、他分野からのアプローチも考えたい。ソーシャルビジネスによる解決策も探したい
    ・フィリピンの子どもの教育環境について勉強しており、そのことにばかり目線がいっていたが、教育について視野が広がった。
    ・気候変動が悪化して住めなくなるのはわかっているのに、影響が長期的でわかりにくいためにみんな危機感が持てない。経済成長と気候変動への対処をどう両立するかを考えたい。

    ★久木田先生からのコメント
    ・かつてパワーは軍事力、その次の時代は経済力だったが、いまの世界は「信頼」というパワーで成り⽴っている。
    ・自分が大切だと思うものを、ひとつのゴールでもいいから、自分で選んで進んでほしい。自分の価値観を中心にして世界を見るという視座を身に付けることが重要

《参加者の声》

・久木田先生の開発の歴史とSDGs概要説明がわかりやすかった。自分がSDGsにどう貢献できるか考えるヒントを得ることができた

・実際関西でこういったイベントが少ないので関西で参加することができて良かった

・知識的なことを学ぶことができたとともに、他の参加者からの意見や活動から刺激を受けた

・どんどん、近い距離で議論できるようなイベントを期待しています

・このような真剣に話し合える場があるのは画期的なことだと思います

・普段会うことのない元国連職員の方の話を聞いたり、国際協力に興味を持ついろんな方と仲良くなれた

 

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みなさまと共にこのような場を作ることが出来たことを、とても嬉しく思います。

これからも国連フォーラム関西をどうかよろしくお願い申し上げます。

 

また、国連フォーラム関西支部のFacebookグループページホームページでは、国連や国際協力に関する情報共有を行っております。関心のある方はぜひチェックしてみてください!

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