関西支部

過去の勉強会シリーズ第4回:2019年世界人道デー『「自然災害に伴う人道危機の現在」〜脅威に立ち向かうOCHAとJICAの活動とは〜』

第4回:2019年世界人道デー『「自然災害に伴う人道危機の現在」〜脅威に立ち向かうOCHAとJICAの活動とは〜』

 本シリーズでは、11月7日に開催予定のオンライン企画 第15回SDGs勉強会『難民支援におけるテクノロジーの活用〜難民が直面する課題と私たちが考える支援の可能性〜』を記念して、より多くの人に国連フォーラム関西支部や勉強会に対する関心を持ってもらうために、過去に実施してきた勉強会企画とその担当者への取材を行いました。それをもとに、「関西支部の勉強会とはどのようなもので、どのような想いや努力を経て作られているのか?」を紹介していきます!

 第4回となる本記事では、世界人道デー企画「自然災害に伴う人道危機の現在」〜脅威に立ち向かうOCHAとJICAの活動とは〜」を担当された森田和総さんに取材しました。

世界人道デー企画:自然災害に伴う人道危機の現在

 

Q:「2019世界人道デー」勉強会の概要を教えてください。

勉強会当日は、ゲストの方の講演とディスカッションの2部構成で行いました。

ゲストはUNOCHA神戸(国連人道問題調整事務所)とJICA関西の方をお呼びして、組織の概要、自然災害やそれに伴う人道危機に対してどのようなアプローチを取っているか説明していただきました。

ディスカッションでは、写真に関する国・地域の情報が書かれた災害情報ペーパーを参照し、その情報をもとにどのような課題が起こりうるかを考えました。そこから選択した人道危機の状況下で、「求められる人道支援にはどのようなものがあるか」そしてそれらは「誰にとって必要か」を考えました。最終的にSNSで発信するメッセージを考えました。

森田和聡さん

【関心】気候変動

【関心あるSDGs】

 

様々な立場からの環境に対する意見を聞くことができ、楽しかったです。また、多様なバックグラウンドを持っている多くの参加者に関心を持ってもらえたことは、非常にやりがいがありました。

一方で難しかった点は、ゲストの方にアポイントメントを取っていた時でした。ゲストの渉外は、気候変動の課題解決という到着点は同じでしたが、各機関の方向性が異なるが故に一筋縄ではいかず、企画を見直しも視野に入れることもありました。

Q:ディスカッションの中で工夫した点を教えてください。

ディスカッションでは、参加者の自然災害に対する意識が変化するように工夫しました。そのために具体的な災害を考えてもらうところで、3つのカテゴリー(ハリケーン、地震、干ばつ)に分けました。

テーブルごとにあらかじめ設定された災害を、グループディスカッション用の災害情報ペーパーをもとにどのような問題が起こりうるかを考えました。

 災害情報ペーパーは、実際に被害に遭った国の事例をもとに作成しました。ディスカッションで参加者に思考を促すポイントとして、「海外ではなく自国の力で復興する力(レジリエンス)の強化には何が必要なのだろうか。ある程度予測可能な自然災害に対して,今後改善可能な対策はあるだろうか。」を問いとして設定しました。

 この問いは、その国の政治家・他国(支援国)から見た取り組みを考えるヒントとして作成しました。ディスカッションを通して、参加者にはただ講演を聞いてもらうだけではなく、その中で感じた気づきをアウトプットしたり、今後気候変動に対する自分の行動をどうしていくか、ということを考えてもらえるような機会を提供したいと思いました。

 

Q:森田さんがこの勉強会を通じて成長できたことは何ですか?

私はもともと環境について関心がありましたが、この勉強会を通してOHCAやJICAが普段どのような活動を行なっているのかを知ることができました。それぞれの機関が何のためにあるのか、誰のためにあるのかということを把握することで、アクターの役割についての理解を深めることができました。

Q:関西支部の運営を考えている方に向けてメッセージをお願いします!

新型コロナウイルスの影響によって、様々な活動が限られています。オフラインの開催が難しくなっている中で、私はオンラインならではの強みがあると考えます。その強みと関西支部の理念をもっと広めていってもらえたら嬉しいです。

 

 

国連フォーラム関西支部では、11月7日(土)に、オンラインにて、『難民支援におけるテクノロジーの活用 ~難民が直面する課題と私たちが考える支援の可能性~』の開催を予定しております。皆様のご参加、心よりお待ちしております。

関連リンク

第15回SDGs勉強会 オンライン企画『難民支援におけるテクノロジーの活用 ~難民が直面する課題と私たちが考える支援の可能性~』イベントページ

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掲載日2020年11月3日

 取材・記録・執筆担当:池田穂乃花