関西支部

過去の勉強会シリーズ第1回:「2019年 国際仕事人と考える!人道支援と国際協力のキャリア」

第1回:「2019年 国際仕事人と考える!人道支援と国際協力のキャリア」

人道支援は、公的機関だけでなく民間セクターの役割も重要である________

 本シリーズでは、国連フォーラム関西支部初のオンライン勉強会企画 第15回SDGs勉強会 『難民支援におけるテクノロジーの活用 ~難民が直面する課題と私たちが考える支援の可能性~』の開催を記念して、国連フォーラム関西支部(以下、関西支部)が過去に実施してきた勉強会企画とその担当者への取材をもとに、「関西支部の勉強会とはどのようなもので、どのような想いや努力を経て作られているのか?」を紹介していきます!

 本記事では第1回として、関西支部現代表で、2019年に開催した特別企画「国際仕事人と考える!人道支援と国際協力のキャリア」を担当された米田奈央さんに取材しました。

 

Q:はじめに、「国際仕事人と考える!人道支援と国際協力のキャリア」企画の概要について教えてください。

 ゲストとしてNPOのPeace Winds Japan(PWJ)の井上慶子さん、国連フォーラム共同代表の久木田純さんにご登壇いただき、2019年の10月に開催しました。

 内容としては、関西支部の運営メンバーから人道支援の基礎知識をお伝えした後、第一部では井上さんの講演、第二部では、民間セクターであるPWJで活躍されている井上さんと公的機関である国連機関で長きに渡り勤められていた久木田さんとのトークセッションという構成で実施いたしました。

※詳しくは開催概要をご覧ください。

▶「国際仕事人と考える!人道支援と国際協力のキャリア」企画の開催概要はコチラ(整備中)

米田奈央さん

米田さんピン

【所属】神戸大学大学院 国際協力研究科 国際協力政策専攻 国際法コース

【関心】人身取引の被害者の保護、人権、国際法

【関心あるSDGs】

      

Q:「国際仕事人と考える!人道支援と国際協力のキャリア」企画を作った理由についてお聞かせください。

 この企画の前に実施された2019年世界人道デ-企画(2019年8月開催)では、国連機関とJICAという公的機関をメインに勉強会が行なわれました。そこでは、国連だけでなく、民間セクターの働きも重要であるということが語られました。特に両セクターが独自の強みを行かしつつ、現場で人道支援が行なわれていることを学び、より民間セクターについて知りたいという考えを元にして作られたのが本企画です。

 また、ちょうど民間セクターでご活躍されているゲストの井上慶子さんがちょうど関西にいらっしゃる機会ということもあり、是非お話しを伺いたいと思ったのも大きな理由です。

 

 

Q:「国際仕事人と考える!人道支援と国際協力のキャリア」企画の特徴をお聞かせください。

 2019年世界人道デ-企画では、UNOCHA(国連人道問題調整事務所)の支援が満遍なく届くように各機関を包括的にコーディネートする(調整する)という役割を学んだ一方、本企画ではUNICEFやNPOの活動に着目して、どのような支援が行なわれ、現場で生じる課題に対してどのように対処しているのかという、より人道支援の現場に近い話を学ぶという点が特徴だったのではと思います。

 この二つの企画に参加することで、参加者の方々にとっても人道支援を構造的に知る機会になったと感じております。

 

Q:「国際仕事人と考える!人道支援と国際協力のキャリア」企画の工夫点をお聞かせください。

 関西支部の普段の勉強会では、講演とグループディスカッションという構成で実施されます。しかし、この企画においては、テーマの特性もありグループディスカッションというコンテンツが設けられませんでした。その分、トークセッションという場において、いかに参加者の質問に答えられるか、また参加者に疑問を投げかけて、今後も人道支援について考えてもらえる機会となるように工夫しました。

 特に参加者からの質問に関しては、応募フォームにあらかじめ募集して、なるべくトークセッションに組み込みました。

 

Q:「国際仕事人と考える!人道支援と国際協力のキャリア」の企画を実施されてみての感想をお聞かせください。

 この企画では、人道支援を構造的に理解し。人道支援を具体的に知ることが出来たと思います。特にゲストの井上慶子さんのご講演の中から、ただ支援を行なうだけでなく、支援の際の工夫や現地ニーズを汲んだ支援や支援を受け取る側のリスク(コミュニティの対立等)、そして現地の人と支援側の信頼について考える機会になりました。

 

Q: 最後に「国際仕事人と考える!人道支援と国際協力のキャリア」企画が今回の第15回SDGs勉強会『難民支援にけるテクノロジーの活用~難民が直面する課題と私たちが考える支援の可能性~』につながる点を教えてください。

 難民支援も人道支援のひとつです。人道支援と難民支援が重なり合う部分があるので、過去に人道支援企画に参加してた方も楽しめると思います。また、初参加の方でも人道支援に思いを馳せることが出来る機会になると考えております。

 人道支援の側面においても、さらに難民という脆弱な立場に焦点を当てます。難民の持つ脆弱性に注意しながら、勉強会に参加すると難民支援において注意しなければいけない点がみえてくるかと思います。

 また過去の勉強会の反省点として、グループディスカッションがない企画はグループディスカッションを設けた企画よりも、ネットワーキングタイム(参加者やゲストが自由に交流する時間)に参加する方が比較的少なかった印象を受けました。そこで、改めてグループディスカッションの重要性に気づきました。今回の勉強会では、関西支部が大事にしている講演によるインプットの場・ディスカッションによるアウトプットの場、そしてネットワークの場を取り入れています。ぜひ参加して、一緒に有意義な学びを得ましょう。

 

 国連フォーラム関西支部では、11月7日(土)に、オンラインにて、『難民支援におけるテクノロジーの活用 ~難民が直面する課題と私たちが考える支援の可能性~』の開催を予定しております。皆様のご参加、心よりお待ちしております。

関連リンク
第15回SDGs勉強会 オンライン企画『難民支援におけるテクノロジーの活用 ~難民が直面する課題と私たちが考える支援の可能性~』イベントページ
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◆「国際仕事人と考える!人道支援と国際協力のキャリア」開催報告(整備中)

掲載日2020年8月2日

 取材・記録・執筆担当:黒﨑 野絵海