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2010年8月1日
Club JPO・ワシントンDC開発フォーラム・国連フォーラム
3フォーラム合同・夏のオフ会in東京


ワシントンDC開発フォーラムClub JPO国連フォーラムは、世界各地から日本に一時帰国する人たちが多い時期を捉えて夏と冬の年に2回、東京で3フォーラム合同・東京オフ会を開催しています。

2010年8月1日(日)東京広尾のJICA地球ひろばにおいて、第7回目の合同・東京オフ会が開催されました。前回の参加者数を超える約210名が参加され、大変な盛況ぶりでした。

今回は、特にキャリア形成にご関心の方のある方のために、午前中(第一部)は会場を2箇所に分け、@「『国際協力』×『BOP』×『キャリア・パス』について考える」パネルディスカッションと、A「国連を念頭においた国際協力のキャリア・パスについて考える」ガイダンスが企画されました。昼過ぎからは通例通り、懇親立食会が開かれました。

第一部@のパネルディスカッションでは、NPO法人コペルニクの陸翔さんによるモデレーションのもと、まず、国際協力機構(JICA)の山田哲也さん、東京大学の新井元行さん、HASUNAの白木夏子さん、NPO法人ソケットの金平直人さんが、発展途上国貧困層とのビジネスに携わるにいたった経緯、活動内容、課題、モチベーション、などについて発表し、ディスカッションをおこないました。

パネリストの活動としては、政府系開発援助機関内における新しいスキーム作り、大学での途上国貧困層向けの技術(適正技術)教育の導入、適正技術製品を生み出すビジネスコンテストの運営、非営利のコンサルティング会社の設立、エシカルジュエリー・ビジネス、と実に多岐にわたりました。

その中で強調されたメッセージは、いまや我々が直面する地球的規模問題は待ったなしの状態で、次世代のために持続可能な世界を実現するためには、伝統的な国際開発の手法だけでなく、多様でイノベーティブな手法を活用する必要がある、ということでした。そのために、キャリア形成において、自分がやりたことに向かって、組織に依存せず、起業したり、副業を持ったり、組織を内部から変えたりしながら、まずは動いてみることが大切である、というアドバイスがありました。その後、玉川雅之・アジア開発銀行予算人事経営システム局長をはじめ、参加者からもコメントや質問が活発にあげられました。(詳細は、こちらからご覧ください)

別会場では同時並行して、国連を念頭においた国際協力分野でのキャリアを歩みたいと考えている方を対象に、Aのガイダンスが行われました。前半は、国際協力に特化したキャリアコンサルタントでデベックス日本支社代表の高橋宏太郎さんによる国際協力分野のキャリア・パスに関する基本的情報の提供、後半は興味のある分野ごとの小グループでのキャリア・アドバイスが行われました。国連経験のある講師として、国連UNHCR協会事務局長(元UNHCR・JPO)の高嶋由美子さん、MicroFinance Network(MFN)ディレクター(在メキシコ、元UNDP・JPO)の林雅美さん、国際移住機関(IOM)駐日事務所(元UNHCR・JPO)の橋本直子さんを招き、各グループで活発なディスカッションが行われました。

結論として、先はあまり考えすぎない、国際協力に携わるにいたった直接のきっかけがある、ピンチは皆が経験するものである、そして何よりも仕事は楽しいもの、などの点が挙げられ、@のパネルディスカッションでの議論との共通点も多く見られました。   

第二部の懇親立食会では、近藤哲生・国連開発計画(UNDP)コソボ事務所副代表に乾杯の音頭をいただき、続いて司会の桑原りさ(国連フォーラム幹事)から一時帰国者の紹介がありました。また、ジンバブエの元青年海外協力隊員を中心に結成されたグループ・タンバファンバによる美しい演奏が会場を明るく彩りました。午後の部は、戸田隆夫・JICAバングラデシュ事務所長による閉会の挨拶で締めくくられましたが、その後二時間近く二次会として同じ会場にて引き続き賑やかな歓談が続きました。

パネルディスカッションで参加者のお一人からいただいたコメントのように、参加者の皆さまが、この会を通じて、人とのつながりを広げ、なんらかのアクションにつながるような場を提供できるよう、今後とも担当者一同努力してまいりたいと思います。

担当:Club JPO/二井矢、DC開発フォーラム/紀谷・利根川、国連フォーラム/小谷・柴土・菅野 (ウェブ掲載:柴土)

 

 

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