ウガンダ・スタディ・プログラム

ウガンダ・スタディ・プログラム  初回勉強会レポート

ウガンダ・スタディ・プログラム  初回勉強会レポート

 6月21日㈰、ウガンダ・スタディ・プログラムは渡航前最初の勉強会をオンラインで開催しました。初回の目的は、「ウガンダや国際協力について今後研究を深めていくために必要な共通認識・共通知識を全メンバーが身に着ける」です。研究班のリードの下、この目的に基づいて情報のインプットと疑問の共有を行いました。以下、セッションごとの内容とレポーターが感じた学びの共有です。

歴史がわかれば現代社会の仕組みがわかる!

 一つ目のセッションでは、国連機関とSDGsについて、成り立ちから一つずつ確認しました。単語や出来事を理解するだけでなく、「なぜその政策が生まれたのか?」「なぜその仕組みに行きついたのか?」を深く学べることは、スタディ・プログラム(以下SP)の勉強会の大きな魅力です。現代社会の仕組みを理解するためには、まず背景知識と流れを頭に入れること。当たり前のようでとても重要な観点にメンバーが気付けたことが、このセッションの収穫でした。

活発な議論をするための土台作り!

 二つ目のセッションでは、PEST (Politics, Economy, Society, Technology) の観点を軸にウガンダの現状を分析しました。諸外国との関係性や地理的条件、国家の特徴を共通認識として理解することは、メンバーがウガンダに対して“仮説”を持つために重要なポイントです。(仮説という言葉は代々のSPで重要視されています。問題に対する疑問や予想など、議論のきっかけになるポイントのことを指します。次回の勉強会で詳しく扱う内容です。)この知識をベースに各メンバーの専門や興味のある分野を深堀し、各自の仮説に対して議論を交わすのが今後とても楽しみです。

国際協力の主役は常に国民!

 三つ目のセッションでは、国際協力に関わるアクターの分析とケーススタディを行いました。このセッションでの大きな学びは「国際協力の主役は常に国民」であること。国際機関・政府・民間企業・NGOがそれぞれの強みを生かした活動を行う中で、重要になるのはどこの誰がどんなことに困っているかを各アクターが考えることです。この視点をどんな時も忘れず、研究や活動に取り組むことをメンバー一同再確認しました。

ここまでの活動の感想

今年のSPはオンラインでの活動が続いていますが、その分交流の機会を例年よりも多く設けています。そのためお互いを良く理解し、1つのゴールに向かって協力し合える集団になっているのではないでしょうか。勉強会においても、意見を発表しやすい雰囲気を感じられました。

このプログラムへの参加を通じて得られる、マネジメント力・国際協力の知識・世代や地域を超えた同志とのつながりは、どれも自分を成長させてくれ、改めて素晴らしい経験だなと感じています。今後も本ブログやSNSで活動の様子をアップしていきますので、ぜひ注目していただけますと幸いです。(うめはるき)