ヨルダン・スタディ・プログラム

5.1. 概要

5.1 概要

今回も、学生、民間企業で働く社会人、国際協力の現場スタッフなど、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、自らの経験・知識・能力・アイデアを持ち寄ってつくりあげてきたスタディ・プログラムであった。参加したことに対して、メンバーたちは以下のようなメリットや、自分自身の変化を感じている。

<参加したことのメリット>

  • 職場とは異なる人たちとタスクを進めることにより仕事の能力を磨けた。一生付き合いたいと思える友人と出会えた(30代/民間企業/女性)
  • 大学や学生団体では出会えない社会の最前線で働いている方と一緒にプログラムを作り、その背中から多くを学んだ(20代/大学生/女性)
  • 日本でやるべきことが明確化した(20代/公務員/女性)
  • 様々な立場から具体的な切り口を通して国際協力について考え、議論し、自分のキャリアや生き方を考えることができた(20代/国際機関/女性)
  • 学生でもたくさんのことをやらせてもらえ、周りが温かくサポートしてくれる環境があった(20代/大学生/女性)
  • 自分の本業を俯瞰して見ることができ、民間企業や自身の立ち位置・役割を感じられた(20代/民間企業/女性)
  • 個人では行けないような機関を多く訪問し、それぞれの取組みや関係を実際に見ることができた(20代/大学生/女性)

<自分自身の変化>

  • 今の専門にプラスアルファで自分が深めたい分野や克服したい弱みなどを発見することができた(20代/大学生/女性)
  • 熱量があがった(20代/民間企業/男性)
  • 自分に自信がなかったが、周囲に支えられて物事をやり遂げたことが自分の自身になり、前よりも自分のことが好きになった(20代/大学生/女性)
  • 自己開示が苦手な性格だったが、前よりはオープンになれたし、なるよう努力しようと思えた(20代/民間企業/女性)
  • 国際協力に関わりたい、現場に近い場所にいたいという思いが強くなった(20代/民間企業/女性)
  • 多様な背景を持ったチームをオンラインでまとめるためのコツをつかんだ(20代/民間企業/男性)
  • 自分のこれまで考えていた課題が、国際協力という分野での一部に過ぎないことを認識した(20代/大学生/男性)

自分とは異なる背景を持つメンバーと、話し合いを重ねて現地渡航を具体化し、渡航国の抱える課題について一年を通して議論することや、勉強会や報告会等のイベント企画や、報告書の執筆を通して、多くの学びや経験を得ることができるのが、このスタディ・プログラムの大きな特徴である。

ここでの経験は、単に知識習得の機会ではなく、いかに将来、この学びを社会に還元していけるのかを考える機会ともなる。

スタディ・プログラムは今年で10回目を数え、これまでに約250人が参加してきた過去の参加者の中には、スタディ・プログラム後に国際協力の道に進んだり、大学院への進学や転職をしたりなど、このスタディ・プログラムがキャリアを考える大きなきっかけになった、という人も多い。

今回のスタディ・プログラムは、難民という大きな課題に対して「どうにか状況を改善する手立てはないか」をメンバーの間で真剣に議論を重ねてきた。今後この経験を経て、他のメンバーがどのような将来を描き、どのような道を歩んでいくのかは、参加者の一人としても非常に楽しみである。

5.2(Part 1~3)では参加者の声を具体的に紹介する。